東北の人口推移

青森県、岩手県、宮城県、山形県、秋田県、福島県の6つの県からなる東北地方。稲作が盛んで、日本の米の全収穫量の4分の1は東北地方で生産されています。また漁業や温泉などの観光業も盛んです。この東北地方ですが、現在人口減少率の高い地域となっており、1995年をピークに急速に減少しております。理由としては、1つ目は少子高齢化が進んでいることにあります。生産年齢人口が今後急速に減少し、老人人口は増加するため、20年後には生産年齢人口と老人人口が逆転する地域が増加すると予想されます。2つ目は東北地域から転出する方が多いことにあります。特に東北から東京圏への転出は他地域と比べて高い状況で、要因の一つとしてやりたい仕事や、やりがいのある仕事が見つかりにくいという声が多いようです。

一方で、新型コロナウイルス感染症を契機として、テレワークや副業、兼業など多様な働き方が普及し、地方移住への関心が高まってきました。そのため、これまで多くの人材を首都圏に排出し続けてきた東北地域にとって、構造的な課題を克服する契機の一つとなっています。


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